ラテックスチューブを取り出してみたら・・・

ラテックスチューブをチェックしよう

先日の記事「ブチルチューブかラテックスチューブ、どっちがパンクに強いか」でラテックスチューブのことを書きましたが、現在使用中のモノを取り出してみました。

なお、タイヤはコンチネンタル・グランプリ4000S 23C、ホイールはカンパニョーロ・ZONDAクリンチャー、そしてチューブはSOYO TYREラテックスチューブです。

タイヤとチューブは同時に新品装着して使用期間は約1年です。

ラテックスチューブを取り出してみたら

画像は取り出したラテックスチューブです。

チューブを取り出すときにタイヤの裏側に張り付いていました(組み付け時には付属のパウダーを叩いてあります。それでも張り付いていました)。チューブには噂どおり?にタイヤに接していた面には一直線に凸凹が連続しています。

次に長さを測定しましたが新品時より円周で5cmほど伸びていました。インフレーターでチューブにエアを入れてみたところ、全くインフレーターの目盛りが上がってきません。

そして突然、「ボコン」とチューブの一部が風船のように膨らみました。一度エアを抜き、再びエアを入れても同じ箇所だけが風船になってしまいます。どうもこの箇所だけが伸びているようです。

試しにもう1本のチューブにエアを入れてみても同じように一部だけが風船になりました(こちらもタイヤに接していた面には一直線に凸凹が連続していました)。

使用開始してしばらくは問題なかったのですが、たしか半年過ぎたあたりからインフレーターでエア補充しているときに目盛りが瞬間的に100psiとかに振れるけど、エアがなかなか溜まっていかない状態になっていました。

たぶんですが、エア補充に対してこの風船部分だけが反応していたのでしょうか。

この一部分が風船になるチューブを見るとよく無事だったなーと思いますね。こんなのを見ると、とてもではないけど再使用なんてできないです(もちろんタイヤとホイールに組み込まれた状態のチューブは、タイヤとホイールが壁になるのでこんなに膨らみませんけど)。

今回はラテックスチューブのネガティブな部分を書きましたが、軽さや乗り心地のよさ、そして軽い転がり感はラテックスならではのものがあります。ブチルチューブに比べて圧倒的に劣化するのが早いようですので、短期の使用で交換するのなら問題ないでしょうね。

今回はとりあえず軽量タイプのブチルチューブに戻しました。