クロスバイク初心者が一日に走る距離は何キロが最適なのか

クロスバイクで長距離ライドに挑戦したいが何キロを目標にすればいいのか

クロスバイクに乗ると、ママチャリとは比べものにならない軽快感やスピードの速さに驚き、そして楽しみを覚えると思います。

クロスバイクに慣れてくるとチャレンジしたくなるのが長距離ライドです。

ところが経験や体力が自転車乗りレベルに達していないような初心者が、いきなり100キロライドなどに挑戦したらそれこそ無謀です。

今回はクロスバイク初心者長距離ライドへ挑むときの目標距離注意点などについて紹介していきましょう。

クロスバイク初心者が一日に走る距離は何キロが最適なのか

まずは無理なく継続して出せる平均速度を知っておく

クロスバイクで長距離ライドへ出掛ける前に、まずは現在の体力で無理なく継続して出すことができる平均速度を知っておきましょう。

クロスバイクやロードバイクなどのスポーツ自転車に必需品といっていいのが「サイクルコンピューター(サイコン)」です。

クロスバイク初心者が一日に走る距離は何キロが最適なのか

もしサイクルコンピューターを持っていなかったら安いものでいいので用意しておきましょう。

CATEYEのサイコンは安くても必要な機能が備わっていておすすめです。

ほとんどのサイコンには平均速度表示機能が付いているので、自分が平均何キロで走ったのかを簡単に知ることができます。

たぶんクロスバイクに乗り始めて間もない頃は平均時速15キロ近辺だと思います。仮に20キロが出たとしても瞬間スピードなら意味がありません。

あくまでも無理せず継続して走ったときの平均速度を知ることが大切です。

平均速度が分かったら走行時間を決めて目的地を設定する

たとえば日の出後に出発してお昼までに帰宅したいのなら、7時~12時で5時間クロスバイクで遊べることになります。

しかしまるまる5時間クロスバイクで走り続けるのは無理です。自転車の長距離ライドでは必ず休憩時間をとる必要があるからです。

クロスバイクやロードバイクのベテランになるほど、長距離ライドでは早めに休憩して栄養補給をしています。

疲れや空腹を感じてから補給食を摂取しても吸収に時間が掛かるので、最悪の場合は栄養補給が間に合わなくなることがあるからです。

クロスバイクの長距離ライド初心者なら1時間に1度、10分程度の休憩をとることをおすすめします。

1時間に1回も休憩するの?と思うかもしれませんが、いきなり2時間走ってヘロヘロになったら帰って来られなくなります。

自転車の長距離ライドは目的地に行くことが目標ではなくて、帰宅することが最大の目標であることを第一に考えるようにしましょう。

無理だと感じたらその場で引き返す勇気も必要です。とにかく無理をしないようにしてください。

5時間クロスバイクで遊ぶ場合は、1時間に1度、10分程度の休憩をとると、休憩時間が計40分になるのでクロスバイクで走っている時間はおよそ4時間となります。

もし平均時速が15キロなら15キロ×4時間=60キロ走れることが予想できます。

しかしこの距離は往復の距離なので、自宅から約30キロ地点が目的地として設定できます。

ただし長距離ライド初心者が60キロ走ることは体力的にかなりキツイと思います。

足が動かなくなるだけでなくて、お尻が痛くなってサドルに座っていられなくなるかもしれません。

走行時間が経過するほど体のあちこちに異変が生じてくるので、相当に余裕を持った計画を立てるようにしましょう。

クロスバイクで行く目的地が決まったらルートを考える

長距離ライドの目的地が決まったら、どのルートで行くのかを考えます。

実はルート選び次第で長距離ライドが楽しくなるか、ならないかが決まる大切な要素なのです。

自転車で長時間走るとストレスになるのが自動車の往来です。特に自動車に抜かれるときはかなりのストレスを感じるはずです。

クロスバイクで長距離ライドに出掛けるときは、できるだけ幹線道路や生活道路を避けたルートを選ぶようにしましょう。もし途中にサイクリングロードがあればできるだけ利用するようにします。

➤➤全国サイクリングコース一覧

ルートの候補が決まったらグーグルアースやルートラボで想定ルートを確認しておきます。

途中にあるコンビニなどを確認して休憩地点を決めたり、危なそうな道があったら迂回路を探しておきましょう。

途中に山道があったら勾配をチェックしておきます。事前に勾配を知っておくことで心の準備ができるし、無理そうだと感じるなら別のルートを選択します。

クロスバイクで長距離ライドをするときは、パンクしたときの予備チューブや工具類を携行しましょう。

携行品についてはこちらの記事を参考にしてください。

➤➤クロスバイクでサイクリングに行くときの携行品

目的地までのルートにコンビニが見つかったら休憩地点として積極的に活用します。

補給食や飲みものを用意していくと結構かさばりますが、コンビニで買えば持ち運ぶ必要がありません。

しかし万が一のことを考えて、エナジージェルやようかんなどをポケットやサドルバッグに入れてておけば、コンビニが見つからなくても栄養補給できるので安心です。

もちろん多少のお金や携帯電話を忘れないようにしてください。

クロスバイクなどのスポーツ自転車は、経験を重ねることで長距離へ対応できる体になっていきます。

50キロクリアできたら60キロ、その次は70キロと少しずつ距離を伸ばしていき、まずは100キロ超えができるように頑張ってみてください。

 

長距離ライドに出掛けると、自転車でもこんなに遠くに行くことができることに驚きと喜びを感じることでしょう。しかし経験や体力がないと途中から苦痛の連続になってしまうのが長距離ライドです。こればかりは経験を積まないと克服できないので、少しずつ距離を伸ばしながら慣れてください。