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クロスバイクを購入する前に知っておきたいポイント
安さだけでクロスバイクを選ぶと失敗する
スポーツ自転車が流行している昨今、自転車通勤や街乗りのためにクロスバイクの購入を考えている人が多いと思いますが、安さだけで選んでいないでしょうか。
初心者だし、続くか分からないからと、ついつい安いクロスバイクを購入しがちですが、安い物にはそれなりの理由があります。
そこで今回は初心者向けにクロスバイクを購入する前に知っておきたいポイント・注意点を紹介していきます。
フレームの材質・重さ・サイズに注意する
クロスバイクを選ぶときにもっとも重要なことがフレームの材質・重さ・サイズです。タイヤやホイールなどと違って、フレームを後から変えることはできないので慎重に選ばなければなりません。
フレームの材質
クロスバイクのフレームには様々な材質が使われていますが、安いクロスバイクで多く使われているのが高張力鋼(ハイテンションスチール)です。
簡単にいえば鉄でできているクロスバイクですが、強度が足りなくて錆びやすい欠点があるのであまりおすすめできません。
ホームセンターなどで売っている安いクロスバイクのほとんどが高張力鋼フレームなので注意してください。
多少値が張ってもアルミ製フレームを選ぶことをおすすめします。
フレームの重さ
クロスバイクの利点は軽さです。しかし安いクロスバイクは前述したような重い素材を使っているために、ママチャリ並みの重さを持つものが存在します。
一般的なクロスバイクは12~13kg程度です。クロスバイクを選ぶときは必ず持ち上げて重さを確認しておきましょう。アルミフレームであれば片手でひょいと持ち上げれます。
フレームのサイズ
クロスバイクはフレームサイズが細かく用意されています。数cmの違いでも体に対する負担が大きく違ってくるので、自分の体型に合ったフレームサイズを選ぶようにします。
自転車は自分の体型に合ったフレームサイズを選ぶことが基本です。合わないサイズのフレームに体を合わせようとしてはいけません。
タイヤサイズで快適性が変わる
クロスバイクはタイヤによって走行特性がかなり変化します。自分が求める走りにあったタイヤサイズを選びましょう。
タイヤのサイズはホイールの大きさ(直径)とタイヤの幅(太さ)で決まります。クロスバイクの場合、ホイールの大きさは700cが主流です。
タイヤ幅に関してはまちまちで、およそ25c~35cとなっています。この数字が大きいほどタイヤの幅が太くなっていき、安定性や乗り心地がよくなります。ただし走りが重くなってスピードが出しにくくなります。
タイヤの幅が細くなるとスピードを出しやすくなります。ただし、乗り心地がゴツゴツと固くなって、段差には弱くなりパンクしやすくなります。
トータルバランスで考えると初心者の方には28c~32cあたりがおすすめです。
クロスバイクを購入するときは予算に余裕を持つ
ママチャリと違ってクロスバイクには付属品が付いていません。スタンドやライト、鍵、ベルなどは車体とはベルに購入が必要です。
雨天時に乗るのなら泥除けも必要ですね。
また空気入れも高圧に対応した専用品が必要で、バルブに対応した変換バルブも用意しなければなりません。
クロスバイクを購入するときは、車体と共にこれらの付属品の予算を含めるようにしてください。