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クロスバイクにおすすめなチューブの選び方
クロスバイクにはママチャリ用のチューブは使えない
クロスバイクのタイヤがパンクしたときに、ママチャリのスペアチューブをクロスバイクには使うことができません。※ただしホームセンターなどに売っているようなクロスバイクに似せたルック車の場合は除きます
クロスバイクでは、ロードバイクと同じタイプのチューブを使います。選ぶときにはチューブやバルブの寸法などが合うように気を付けましょう。
チューブ選びはタイヤ選びと同じで、どれを選ぶのかによって、乗り心地やパンクのしにくさにも影響します。
今回はクロスバイク用のチューブの選び方、おすすめについて紹介していきます。
※クロスバイクのタイヤに関する参考記事はこちら
➤➤クロスバイクのタイヤの選び方【パンクしにくい・おすすめ】
クロスバイクのチューブの選び方
クロスバイクのチューブは材質・サイズ・バルブの3つに注意して選びます。
チューブの材質
多くの自転車に使われているのがブチルチューブです。
クロスバイクやロードバイク、ママチャリなどのチューブで使われている材質です。
パンクしにくくて空気抜けが遅く、取り扱いが楽というメリットはありますが、他の材質と比較すると重量があるので、乗り心地が固いというデメリットがあります。
一般的なクロスバイクで使われているクリンチャータイヤ(WO)用のチューブといえばブチルチューブのことです。
様々な厚みのあるチューブですが、一般的に厚みのあるものはパンクに強いけど重く、薄いものは軽量だけどパンクしやすいという傾向があります。
クロスバイクには耐久性が求められることが多いので、少し厚めのチューブをおすすめします。
クロスバイクで使用する人は少数派ですが、天然ゴムを使ったチューブがラテックスチューブです。
ラテックスチューブは非常に軽量なのが特徴で、一般的な厚みを持つブチルチューブに比べて半分くらいの重量しかありません。
ラテックスチューブはゴムがしなやかなので、空気圧を高めても乗り心地が良いのが特徴です。
もし鋭利なものが刺さっても破けにくいという性質があり、パンクに強いチューブです。
しかしラテックスチューブのデメリットは空気抜けが早い点です。
一週間も放置すると、ほとんど空気がなくなってしまうぐらい空気が抜けるので、常にこまめな空気補充が必要となります。
チューブのサイズ
チューブにはサイズがあり、大きさと太さが異なります。
タイヤの側面に『700×28C』といったような表記があります。
700がタイヤの大きさ、28Cがタイヤの太さを表しているので、このサイズ表記に適合するチューブを選びましょう。
チューブには23~25Cや25~32Cのように対応幅が表示されています。
自分のタイヤの太さに適合するチューブを選びましょう。
バルブの種類、長さ
一般的なクロスバイクで使われているバルブは仏式バルブ(フレンチバルブ)です。
米式や英式バルブを選ばないようにしましょう※ママチャリやルック車のチューブバルブは英式バルブなのでクロスバイクには使えません
チューブには30mmや40mmといった寸法が記載されていますが、これらはバルブの長さを表しています。
バルブの長さは使用するホイールのリム高により最適な長さを選びます。
短すぎるバルブ長だと空気を入れることができなくなるので注意してください。
チューブを選ぶときは、必ずホイールのリム高を確認してリム高よりも20mm程度長いバルブを選ぶようにします。
ホイールのグレードアップに人気のあるカンパニョーロゾンダC17の場合は、リム高がフロント26mm、リア30mmです。チューブのバルブ長は50mm程度のものを選べば問題なく使えます。
おすすめのクロスバイク用チューブ
それではクロスバイク用チューブのおすすめを紹介していきましょう。
パナレーサー サイクルチューブ
コストパフォーマンスに優れたチューブです。
日常生活での使用を想定したレギュラータイプなので、充分な厚みを持ちパンクに対して強くなっています。
豊富なサイズが揃っており入手しやすさが安心のチューブです。
シュワルベ チューブ
ドイツの有名タイヤメーカーが販売するブチルチューブです。
質実剛健なドイツ製らしくオーソドックスなチューブですが、初期不良も少なくパンクしにくいので安心して使えるチューブです。
豊富なラインナップにより自分のタイヤに合うチューブが見つかるはずです。
マキシス ウェルターウェイトチューブ
0.8mmの厚みを持つブチルチューブで、重量と耐久性のバランスが良いチューブです。
パンクに強く空気漏れが少ないので、ロングライドに安心して出掛けられます。低価格な点もポイントです。
マキシス ウルトラライトチューブ
ブチルチューブながら0.6mmの薄さでラテックス並みの軽さを実現した軽量チューブです。
36mmバルブ長で65gと抜群な軽さながら、パンクに強く普段使いでも問題ありません。
ロードバイクでの愛用者も多いチューブなので、信頼できるおすすめ品です。対応できる太さが18~45Cまでと、幅広くほとんどのタイヤサイズで使用可能です。
チューブ交換のときにはタイヤパウダーを忘れないようにしよう
チューブとタイヤは時間とともに、貼り付いてしまうことがありパンクしやすくなります。
チューブを組み込む前には、タイヤの内側とチューブにタイヤパウダーを塗って、貼り付きを防止しておきましょう。
タイヤパウダーは舞いやすいので吸引しないように注意して、周囲が汚れないように養生してから作業を始めましょう。
※チューブ交換やパンク修理方法に関する参考記事はこちら
➤➤クロスバイクのパンク修理方法