クロスバイクのギアチェンジの仕方・やり方・注意点

クロスバイクはギアチェンジに注意すると快適になる

クロスバイクギアチェンジ(変速)を使いこなしていますか?

クロスバイクの変速は3×7S(21段)とか3×8S(24段)などが基本ですが、こんなに多くのギアをどう使えばいいのか迷ってしまうかもしれません。

そこで今回は、クロスバイク初心者が知っておきたいギアチェンジの仕方・やり方について紹介していきます。

クロスバイクのギアチェンジの仕方・やり方

クロスバイクの変速は走行中に行う

ギアチェンジをするときはペダルを漕いでいるときに行います。

ペダルを止めているときや逆回転させながらギアチェンジするとチェーンが外れてしまうのでやらないようにしましょう。

信号などで止まるときは止まる前にシフトダウンを完了しておきます。

ヒルクライムで坂を上るときはスピードが落ちてからシフトダウンするのではなく、上り坂に差し掛かった時点で軽いギアに変速しておきましょう。

ギアチェンジをするときは負荷を掛けないようにする

ペダルを強く踏み込んだ状態でギアチェンジするとチェーンや歯車を痛めてしまいます。

ギアチェンジするときは少しだけペダルの踏力を抜くことを心がけましょう。

クロスバイクの変速タイミング

クロスバイクのギアは軽すぎても重すぎても疲れてしまいます。

快適なライディングを実現するには状況に合ったギアチェンジが欠かせません。

ケイデンスを一定に保つ

クロスバイクのようなスポーツ自転車を走らせるコツは「ケイデンスを一定に保つ」ことです。

ケイデンスとは1分間あたりのクランク回転数の事で自動車のエンジン回転数と同じ意味です。

ケイデンスが上下動すると脚が疲れやすくなったり、体力の消耗が激しくなります。

平地とヒルクライムでは速度が違いますが、ギアチェンジをすることで同じケイデンスで走れるようになって、体力の消耗が抑えられます。

クロスバイクのギアチェンジは速度を変えるためにするのではなくて、走行状況が変化したときにケイデンスを一定に保つためにギアチェンジすると覚えておきましょう。

クロスバイクでギアチェンジをするときの注意点

クロスバイクを見てみるとペダルが付くクランクに2~3枚、リアホイールの中心に7~11枚のギアが付いているのが分かると思います。

もしクランク3枚、リア8枚が付いているとしたらギアの組み合わせは24通りになります。俗にいう24段変速ですね。

しかし全ての組み合わせを使うわけではありません。やらないほうがいい組み合わせがあるので覚えておきましょう。

クロスバイクでやらないほうがいいギアの組み合わせ

下記のような組み合わせはチェーンやギアに負担を掛けてしまいます。

    • クランクのギアが一番内側とリアのギアが一番外側の組み合わせ
    • クランクのギアが一番外側とリアのギアが一番内側の組み合わせ

このような状態をチェーンのたすき掛けといいます。

チェーンやギアに負担を掛ける使い方なので、走行中はできるだけチェーンラインが真っすぐになるようなギアの組み合わせを選ぶようにしましょう。

 

クロスバイクはギアチェンジを上手に行うことで、体力の消耗度合いや快適度がまったく違ってきます。重いギアを無理して漕いでいると膝を痛める原因になります。状況に合ったギアを選択して軽い力で走りましょう。