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ロードバイクのチェーンは消耗品
ロードバイクの消耗品のひとつとしてチェーンが挙げられます。チェーンは使用に伴って少しずつ伸びてくるので交換する必要があります。
もし、チェーンを交換しないまま乗り続けていると、
- 変速に切れがなくなり、上手くいかなくなってくる
- 抵抗が増えてきてペダルが重くなってくる
- 異音が出るようになる
- チェーンリングやスプロケットの歯にダメージを与える
- 最悪の場合チェーンが切れる
このような症状が発生します。
変速が上手くいかなくなったり、ペダリングが重くなった程度でチェーン交換すればそれほど問題ありません。
しかしチェーンが切れるまで乗り続けていると非常に危険で、大怪我に繋がる可能性があります。走行中にチェーンが切れるとペダリングのトルクが一気に抜け、ほとんどの場合、転倒~落車します。
こうならないためにもロードバイクのチェーンは定期的に交換する必要があります。
ロードバイクのチェーンの交換目安は
ではチェーンの交換の目安は何でしょうか?一般的には5000キロくらいの走行距離が交換の目安と言われています。
高価なチェーンほど交換サイクルが長くなる傾向にあります。チェーンのピンやブッシュが摩耗すると隙間が大きくなり、テンションが掛かったときの長さが見かけ上、長くなります。
高価なチェーンはピンの硬度が高く摩耗しにくいので伸びにくく、寿命が長いのです。チェーンチェッカーを使ってチェーンの伸び率を測定する方法もあります。
チェーンチェッカー
伸び率表示を0.5%、0.75%、1.0%のような間隔にしているものが多く、0.5%~0.75%が入るようになったら交換目安です。伸び率が1.0%を超えると高価なチェーンリングやスプロケットの歯の摩耗が加速しますので注意しましょう。
ロードバイクのチェーンの交換方法
まずは現在装着されているチェーンを外します。その前にアウター/トップにチェーンが位置するように変速しておきます。チェーンを外すにはチェーンカッターを使ってチェーンを切ります。
チェーンカッター
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なお、チェーンにはテンションが掛かっていますので、そのまま切ると危険です。チェーンフックなどを使ってテンションを緩めてから切るようにします。
チェーンフック
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新品のチェーンは長さ調整をする必要があります。コマを数えてもいいのですが、大変なので新旧のチェーンを並べて同じところで切りましょう(古いチェーンは伸びていますのでコマが同数でも少し長くなります)。長さ調整した新しいチェーンをロードバイクに取り付けますが、チェーンには表裏がありますので注意しましょう。
※シマノ社マニュアルより抜粋
刻印があるほうが表で外側になります。
チェーンを接続する際にはプレートをこのように接続すると強度が上がるようです。
アンプルタイプのコネクティングピンでチェーンを接続します。コネクティングピンの代わりにミッシングリンクを使って接続も可能です。
ミッシングリンク
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ミッシングリンクなら分離が簡単にできるのでチェーンの洗浄時に便利です。ただし脱着回数には限度がありるので説明書きに従うようにしましょう。
慣れてしまえばそれほど難しくないチェーン交換ですが、確実な作業を施さないと事故や転倒の原因になることがあります。自信がなければロードバイク専門店に交換を依頼しましょう。