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ロードバイクのコンポーネントをグレードアップすると速くなるのかという質問
耐久性や操作感は向上します。
コンポーネント(コンポ)を変えてもロードバイクは速くならない
ロードバイクのコンポーネント(コンポ)には様々なグレードがあって、上位グレードと下位グレードでは価格差がかなりあります。
シマノの最上位コンポといえばデュラエースであり、プロも使っています。
プロ仕様なら速くなりそうな感じがしますが、コンポの違いが直接速さに影響することはありません。
ロードバイクのコンポーネント(コンポ)とは
コンポーネント(コンポ)とは自転車を構成する部品の総称のことです。
ブレーキや変速機、クランクなどのことをまとめてコンポといいます。
コンポメーカーで有名なのがシマノ、カンパニョーロ、スラムです。
シマノのロードバイク用コンポには6グレードあって、最上位グレードがデュラエースです。
コンポのグレードが上がるにつれて変速段数が多くなっていき、価格も高くなっていきます。
上位コンポーネントと下位コンポーネントの違い
価格が高い上位コンポと価格が安い下位コンポの違いを見ていきましょう。
耐久性
上位のコンポほど耐久性が高いです。
初期投資は必要ですが、長く使えるので距離を走る方は上位グレードを選んだほうが結果的に安く済みます。
あまり走らない方は下位グレードでも十分ですね。
変速性能
上位グレードほど変速がスムーズです。きっちりと調整されたデュラエースだと音もなく変速します。
下位グレードのクラリス、ソラだとリアが8段ですが、105以上になると11段まで増えていきます。
変速段数が増えれば、それだけ細かいシチュエーションに合わせたギアを選ぶことができます。
ブレーキの効き
コンポのグレード差が出やすい部分がブレーキです。高いコンポほどブレーキがよく効きます。
ロードバイクのブレーキで重要なのがコントロール性です。
上位グレードのブレーキは絶対性能が高いだけでなくて、スピードコントロールが容易です。
安いコンポのブレーキはいわゆるカックンブレーキになりやすく、ブレーキングに神経を使います。
下位グレードを使っている方でもブレーキだけは105以上に交換することをおすすめします。
重量
高いコンポほど軽量です。少しでも軽くしたいのなら上位グレードを選ぶべきでしょう。
見た目
上位グレードは見た目がカッコよくて、装着しているだけで所有欲を満たせます。
実のところ、アマチュアが上位グレードを選ぶ一番の理由が見た目のよさです。
結論:ロードバイクのコンポをグレードアップすると速くなるのか
コンポをグレードアップしても速さには影響しません。
コンポをグレードアップして感じるのは操作性や快適性の向上です。
軽いタッチで効くブレーキやシチュエーションにあったギアが使えて、ロングライドしたときの疲労感が違ってきます。
もし走行性能を上げたいのならばホイールやタイヤに投資してみましょう。
おすすめはカンパニョーロゾンダC17ホイールと、コンチネンタルグランプリ4000S2です。
鉄下駄とよばれるようなホイールが付いているなら効果てきめんです。