ロードバイクに体重制限はあるのか【ダイエット・痩せる】

ロードバイクの体重制限に関する質問

自転車がダイエットに良いと聞き、ロードバイクの購入を検討しています。

しかし体重が110kgあるので、この体重にロードバイクが耐えられるのか不安です。

ロードバイクには体重制限がありますか?

 

特にハイエンドユーザー向けのロードバイクは、厳しく体重制限を設けていることがあるので注意が必要です。

入門向けやミドルグレードのものなら大丈夫だと思いますが、膝への負担などを考えるとできれば100kg以下に痩せてからロードバイクに乗りたいですね。

 

体重が重い人はロードバイク選びがシビアになる

細いフレームやタイヤが特徴のロードバイクに太った人が乗っていると、傍から見ていても壊れてしまわないか心配になりますね(乗っている本人の方がもっと不安かもしれませんが)。

昨今のロードバイクブームに乗じて、ダイエット目的でロードバイクを始める人が増加しています。

自転車はウォーキングやランニングに比べて、膝に掛かる負担が少ない有酸素運動なのでダイエットには最適です。

しかし100kg以上の人がロードバイクを選ぶときにはシビアな選択眼が要求されます。

レース用のハイエンドモデルは体重制限がある

ロードバイクの一流メーカーには、それぞれフラッグシップモデルが存在します。

それらのハイエンドモデルはレースで使用することを目的としているため、各部がギリギリの設計になっておりワンレース持てば良いと考えられているモデルも存在します。

ハイエンドモデルの多くは、使われている素材の材質に関わらずシビアな体重制限を設けています。

例えば、2016年のツールドフランスを制覇したクリス・フルームが乗るピナレロ ドグマ F8 Xlightの場合、ウエアやヘルメットなどの走行に必要な装備を含んだライダーの重量で最大75kgまでと指定されています。正味の体重で70kg前後までとなりますね。

ロードバイク初心者がいきなりプロも使用するハイエンドモデルを買うことはあまりないかもしれませんが、もし購入を検討するときは体重制限の有無に注意して適応範囲内かを確認しましょう。

※ロードバイクは高価=高耐久性、高寿命とは限りません。どんなに高価なモデルであっても軽量になればなるほど寿命が短く、ちょっとした衝撃で壊れやすくなります。

入門向けやミドルグレードモデルの多くが体重制限を設けていない

数年前までは入門向けやミドルグレードモデルでも体重制限を設けているメーカーがありましたが、材料や設計の進化により現在では体重制限を設けていないメーカーが多くなっているようです。

しかし100kg超の人がロードバイクに乗るとフレームやホイール、タイヤなどにそれなりの負担が掛かります。段差に突っ込まない、無理な体勢をとらないなどの配慮が必要になります。

安い「ルック車」の購入はおすすめできない

ホームセンターなどに行くと、ロードバイクのように見える安価なルック車が売られています。

2~3万円の価格だけ見ると魅力的に思えますが、体重が重い人ほどルック車の購入はおすすめできません(体重が軽い人にもおすすめできません)。

体重に耐えられずに曲がるクランク、すぐにパンクするタイヤ、効かないブレーキなど、とても乗ってなんかいられません。

一流メーカー品のロードバイクは入門向けでも高価ですが、それなりの理由があります。

安いルック車を選んで怪我でもしたらダイエットどころではないので、しっかりとしたメーカー品を選ぶようにしましょう。

サイクリングはダイエットに最適なスポーツですが、体重が軽くなるほどロングライドやヒルクライムが楽になってきます。

体重が100kg超ある人はまず2桁台を目指してみましょう。

そのときは膝に負担が掛かり過ぎないように注意が必要です。

最終的には70~80kg台に落とすことを目標に、ロードバイクでダイエットに励みましょう!

 

ロードバイクに限らず自転車は構造上、縦方向の入力に対しては強く、横方向からの入力には弱い特性を持っています。体重が重い人はフレームの斜め上から体重を掛けない、一点に体重を集中させないなどの配慮が必要です。