ロードバイクで起こる膝の痛みの原因と対処法

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ロードバイク初心者が悩む膝の痛み

ランニングやジョギングのように、着地の衝撃を受けないロードバイクは「膝に優しいスポーツ」だといわれています。

しかし現実にロードバイクが原因で膝痛に悩む人は多数います。

特にロードバイク初心者は、普段とは違った負荷によって膝を痛めてしまうようです。

そこで今回はロードバイクによる痛み原因対処法について紹介していきます。

ロードバイクで起こる膝の痛みの原因と対処法

ロードバイクで起こる膝の痛みの原因

ロードバイクに慣れていない

ロードバイク初心者が今まで使っていなかった筋肉を急に使うと、いつもより強い負荷がかかり膝を痛めてしまいます。

初心者ほど頑張り過ぎる傾向があるので膝を痛める確率が高くなるようです。

ロードバイク初心者は膝だけでなく、腰や背中も痛くなりがちです。

疲労の蓄積

ロードバイクで毎日長距離を走る、激しい負荷のかけすぎなどによる疲労の蓄積が膝痛を引き起こします。

これは膝の酷使が原因で、炎症が起こって痛みが出てしまいます。

休養をとるのが苦手な人ほど膝痛が起こりやすいようです。

ポジションが合っていない

ロードバイクは長時間に渡ってペダルを漕ぐスポーツです。

そのためサドルやハンドルなどの位置が合っていないと膝にダメージが蓄積していき、痛みが起こることがあります。

特にサドルの高さが重要で、サドルが高すぎるとペダルの下死点で脚が伸び切ってしまい、反対にサドルが低すぎると太ももの内側に余計な負担をかけて膝痛を引き起こしてしまいます。

サドルの高さが合っていないと膝にかかる負担が大きくなるので、慎重な調整を要求されます。

ダンシングや立ち漕ぎのやりすぎ

一時的なダンシングや立ち漕ぎは問題ありませんが、やりすぎは膝痛の原因となってしまいます。

ダンシングや立ち漕ぎをするときは全体重を片方のペダルにかけて漕ぐために膝に大きな負担がかかってしまい、膝の痛みにつながる可能性が高くなります。

ロードバイクで膝痛を起こしたときの対処法

膝の痛みの解消にはアイシングが効果的です。

痛みを感じるのは炎症を起こしているからです。患部を冷やすことで炎症を抑えて、痛みを緩和します。

患部を冷やすには専用のアイシングバックや氷水に浸したタオルを巻いて使うのがいいでしょう。

ただし、冷やしすぎには注意してください。

膝の痛みを予防する方法

ロードバイクに乗る前にストレッチをする

ロードバイクに乗る前に動的ストレッチをすると、体が温まって膝がスムーズに動くようになります。

また、ロードバイクに乗った後はクールダウンとして静的ストレッチを取り入れるといいでしょう。

静的ストレッチは疲労した筋肉を和らげる効果があります。

サドルを自分に合った高さに調整する

サドルは高くても低くても膝に負担をかけてしまいます。

高いサドルはペダルを踏んだときに脚が伸び切ってしまい、低いサドルは太ももの内側を疲労させて筋肉がつながっている膝を痛めてしまいます。

サドルの高さ調整は微妙で難しいかもしれません。

しかしロードバイク初心者は、慣れるまでにこまめにポジションを見直して、自分に合った高さを見つけることが大切です。

 

膝に優しいスポーツといわれるロードバイクですが、乗り方によっては膝を痛めてしまいます。膝に痛みがあるとロードバイクの楽しみが半減してしまいます。ロードバイクの乗り方やセッティングに気を配って、気持ちがいいサイクリングを楽しみましょう。