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Campagnolo ZondaにC17ワイドリムが登場
Wiggleでも大人気ホイール『Campagnolo Zonda』にC17ワイドリムが登場しました。C17とはリム幅17mmのことで、従来のZondaが15mmでしたので2mmものワイドリム化です。
Campagnolo - Zonda (ゾンダ) C17 ホイールセット

ワイドリム化のメリットとは
近年のロードバイク界では従来の23Cから25C・28Cといった太いタイヤを履くことが流行しています。
タイヤを太くすれば抵抗が増えそうな感じがしますが、空気圧が同じ条件の場合にはナロータイヤの前後に長く横に細い接地面に対してワイドタイヤは前後が短く横に広い接地面になります。
そのためある一定の空気圧では23Cタイヤより25C・28Cのほうが弾性変形による損失が少なく、転がり抵抗が小さくなるようです。
ところが、従来の15mm幅リムに25C・28Cタイヤを履かせるとリムより大幅にタイヤがはみ出してしまいます。
そのためタイヤの変形やたわみが出やすくなったり、空気抵抗が大きくなるなどの弊害が目立つようになります。
そこで登場したのが17mm幅にアップされたワイドリムです。ワイドリム化により25C・28Cといった太いタイヤを履かせても適性形状を保つができ、変形やたわみを抑えながら空気抵抗の減少が期待できます。
従来のZondaとの比較・相違点は
25C・28Cタイヤ装着のためにワイドリム化されたCampagnolo Zonda C17ですが、リム幅の他に従来型Zondaと変更点があるのか見ていきましょう。
従来型Campagnolo Zondaスペック
・ホイール重量(フロント、リア合計):Campagnoloフリーボディ1550g、Shimanoフリーボディ1594g
・リムの高さ:フロント26mm、リア30mm
・リムの幅:15mm
・リムの材質:アルミ
・スポーク数:フロント16、リア21(リアはMEGA G3組み)
新型Campagnolo Zonda C17スペック
・ホイール重量(フロント、リア合計):Campagnoloフリーボディ、Shimanoフリーボディ共に1596g
・リムの高さ:フロント26mm、リア30mm
・リムの幅:17mm
・リムの材質:アルミ
・スポーク数:フロント16、リア21(リアはMEGA G3組み)
Campagnoloフリーボディで比較すると46gの重量増となっています。2mmワイドリム化したことによる重量増ですね。しかしShimanoフリーボディの場合は2gしか変わりません。
今回のCampagnolo Zonda C17で大きく変わったのは2mmワイドリム化だけでなくShimanoフリーボディが『アルミ製』になり軽量化されたことです。
従来型Campagnolo ZondaのShimanoフリーボディは鉄製だったので耐久性には優れているものの重さがネックでした。
しかし新型Campagnolo Zonda C17のShimanoフリーボディでは特殊加工を施したアルミ材の採用により、軽量化しつつも強度と耐摩耗性を向上することに成功しています。これは大変魅力的な変更点と言えるでしょう。
その他にはロゴデザインが変更されており、一目で従来型と見分けがつくようになっています。
Campagnolo独自のねじり剛性や横剛性に優れたオーバーサイズフランジ採用『MEGA-G3』や前後で差をつけたリム高には変更がありません。
今後は増々25C・28Cタイヤがシェアを拡大することが予想されますので17mmワイドリムとなった新型Campagnolo Zonda C17に人気が集まるのは間違いなさそうです。
※今回紹介したホイールは全てクリンチャーです。
