自転車を電車に持ち込む輪行通勤・通学は可能なのか

自転車を電車に持ち込む輪行通勤・通学は可能なのかという質問

勤務先まで自転車通勤をするには距離が遠くて、電車だと駅までの移動距離があります。

また退社が深夜になりがちで、終電が出てしまったときは自転車で帰りたいと思っています。

自転車と電車を併用した通勤方法を考えていますが、自転車を電車に持ち込んで目的地の駅まで行く輪行通勤は可能でしょうか。

 

輪行通勤の最大の問題点が、ラッシュアワーの満員電車に自転車を持ち込めるのかです。

輪行袋への出し入れも毎日行うとなると、なかなかの手間になります。

それらがクリアできて、輪行を続ける強い意志があれば可能かもしれません。

しかし自転車を2台用意して、最寄りの駅と目的地の駅に駐輪場を借りるほうが現実的かもしれません。

 

ラッシュアワーの満員電車に自転車を持ち込むのは大変

自転車電車に持ち込んで、目的地の駅まで行って、そこから会社まで自転車で移動すれば便利だとは思います。しかしそう単純ではありません。

通勤や通学の時間がラッシュアワーと重なっているときは、自転車を電車に載せること自体が困難だからです。

混雑した電車に自転車を持ち込むことは禁止されている

「自転車を公共交通機関に持ち込むこと」を「輪行」といいます。

➤➤➤ロードバイクで輪行のやり方・輪行袋のおすすめ

ほとんどの鉄道会社では輪行を認めています。しかしあくまでも特例であって、混雑時を除いた話です。

通勤や通学で混雑しているラッシュ時には、自転車の持ち込みができません。

もし通勤に輪行を利用したいのであれば、自転車を持ち込みたい時間帯の混雑状況を調べておき、輪行袋に入った自転車を持ち込むことができそうなのかを確認しておきましょう。

自転車を電車に持ち込んでの通勤は大変

手間や労力を必要とする輪行を毎日続けられるのか

輪行で自転車を電車に持ち込むには、手間と労力を必要とします。

通常の通勤(通学)であれば、最寄りの駅で電車に乗って目的地の駅で降りて会社(学校)へ行くだけです。

しかし輪行をするなら、これに「自転車を分解して輪行袋に入れて電車に載せる」と「電車から降ろして自転車を組み立てる」という工程が加わります。

この工程を毎日続けられるのかが問題です。

慣れれば簡単そうだと思うかもしれませんが、10kg近い重さがある荷物を持ちながら移動して、自転車を組み立てるのは意外と大変なことなのです。

自転車を2台用意して駐輪場を借りるのが現実的な方法

電車と自転車を併用して通勤(通学)をするのであれば、最寄りの駅と目的地の近くの駅の駐輪場を借りて自転車を停めておく方法が現実的でしょう。

自宅から最寄り駅の往復で使う自転車と、目的地の近くの駅から勤務先(学校)の往復で使う自転車の2台が必要になります。

しかしラッシュアワーでも問題なく通勤(通学)することが可能です。

この方法のデメリットは駐輪場を借りる費用でしょう。

無料の駐輪場もありますが、盗難の心配を考えるとおすすめできません。あとは自転車を2台用意することですね。

それでも急な天候の変化や帰宅時間が遅くなったときなど、柔軟に対応できる点でメリットは大きいと思います。

 

公共交通機関を利用する輪行はとても便利な移動手段ですが、ラッシュ時の満員電車で毎日行うには不向きな方法です。折りたたみ自転車でコンパクトにまとめる方法も考えられますが、それでも荷物の大きさに限度があります。やはりおすすめは自転車を2台用意することですね。