サイクリングアイテムとして、日差しや風から目を守ってくれるアイウェア(サングラス)。最近ではレンズの高性能化がされたり、様々なデザインがラインナップされているので選び放題ですよね。
しかしそんなアイウェア選びに迷っている人がいます。それは、メガネユーザーのサイクリストです。
メガネをかけていることによって、アイウェアの選択肢が大幅に制限されるため、メガネサイクリストは必ずといっていいほどアイウェア選びに悩みます。
そこで今回は、メガネサイクリストのための「度付きアイウェア」について解説していきます。
この記事の目次
メガネサイクリストはアイウェア選びで必ず迷う
サイクリング用のアイウェアは、様々なブランドの商品が販売されていますよね。
「OAKLEY(オークリー)」や「RUDY PROJECT(ルディプロジェクト)」などといった多数のブランドから自分の好きなものを選ぶことができます。
しかしそれは視力の良い人、またはコンタクトを使っている人に限られます。普段メガネを愛用しているサイクリストにとって、アイウェアの選択肢は非常に狭いといってもいいでしょう。
理由としては、基本的にサイクリング用のアイウェアには度が入っていないからです。そのため、そのままの状態でアイウェアを着用してしまうと非常に危険です。
サイクリング用のアイウェアを選ぶときに、メガネユーザーは非常に難しいという現状があります。
では、メガネユーザーはどのような方法で度入りのアイウェアを手に入れることができるのでしょうか。
度付きアイウェアを手に入れる方法
メガネユーザーでも使える度付きアイウェアを手に入れるためには、以下の2つの方法があります。
1つ目は各ブランドのアイウェアにインナーレンズをつけるという方法です。
通常のアイウェアには度が入っていません。しかしアイウェアのレンズに対して、もう一枚度の入ったレンズを重ねることで、視力の悪いメガネサイクリストでも使える度付きアイウェアとなります。
これを手に入れるためには、まず各ブランドのインナーレンズに対応したモデルを見つけることと、インナーフレームを装着してくれるサービスを実施しているお店に行く必要があります。
2つ目の方法としては、度が入っているレンズを使用したアイウェアを購入するという方法です。
これは、チェーン展開しているメガネショップなどでラインナップされていることが多いです。
サイクリング用アイウェアではなく、多くの場合はスポーツサングラスという位置付けで販売されています。
そのため「100%サイクリングに向いている」というわけではないですが、度の入ったアイウェアを手に入れることができます。
度付きアイウェアを手に入れる方法としては、この2つが考えられます。
度付きアイウェアを手に入れる方法のメリット・デメリットについて
度付きアイウェアを手に入れる方法として、2つ紹介しました。
ここでは、それぞれの方法のメリット・デメリットをまとめていきます。これらを参考に自分に合った選択をしてみてください。
インナーレンズタイプ
メリット
レンズが高機能、防風機能が高い、デザインがかっこいい
デメリット
値段が高い、対応できるお店が少ない、手入れが面倒
度付きレンズタイプ
メリット
値段が安い、近くのお店でも手に入る、日差しからは目を守れる
デメリット
防風機能が弱い
簡単にそれぞれのメリット・デメリットをまとめました。
インナーレンズタイプの場合は、やはり価格がネックになる人が多いと思います。通常のアイウェアでも2~3万円はする上に、インナーレンズを着けることで、プラス1~2万円ぐらいにはなります。
一方で、メガネ店で度付きアイウェアを購入する場合、1万円前後という価格で手に入ります。
もちろんサイクリング用のアイウェアとしての機能性に関しては差が出るでしょう。特にフレームの形状の違いによって、風から目を守る効果は差が出ます。
度付きレンズタイプも質が悪いというわけではなく、サングラスとして最低限の機能は持っています。
メガネサイクリストは、この2つの選択肢から好きな方を選ぶことになります。
以下に、私が購入した「眼鏡市場」のスポーツサングラスのレビューを参考までに書いていきます。度付きアイウェアで悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
「眼鏡市場」のスポーツサングラスのレビュー
眼鏡市場のスポーツサングラスは、先ほど解説した度付きアイウェアのタイプとしては「度付きレンズを使用したもの」となっています。
価格は、レンズ代込みで10,800円(税込)でした。おそらくインナーレンズタイプの3分の1程度の価格だと思います。
まずは使用感についてですが、おおむね満足しています。日差しで目が疲れないのはかなりのメリットです。
確かにフレームの形状が顔を覆うような形になっていないので、スピードが出ているときに風は入ってきます。
しかし値段を考えれば、これでも十分だと私は考えます。フィット感も抜群でしっかりとホールドしてくれます。
メガネとしても十分使えます。この点はやはりメガネの専門店といったところでしょうか。
価格と性能のバランスで言えば、かなりコスパの高い選択肢だと思います。
私は3万円以上出してインナーレンズタイプを購入するよりも、1万円でこの度付きサングラスを購入した方がいいと思います。
選ぶ基準としては、風が目に入ってくるのが嫌かどうかだと思います。その機能に対して、どれぐらいのお金を出せるのかをポイントにするといいでしょう。