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交換は簡単だが調整は奥深いロードバイクのサドル
ロードバイクのサドル交換は比較的簡単な作業です。
使用中のサドルがお尻に合わなければ自分で交換してみるのもいいでしょう。
しかしサドル位置の調整は微妙な作業です。高さに加えて前後位置や角度が合っていないと、お尻の痛みを引き起こすからです。
そこで今回はロードバイクのサドルの交換や調整方法ついて紹介していきます。
ロードバイクのサドルの交換や調整に必要な工具
ロードバイクのサドルの交換や調整には六角レンチが必要です
。外出先でサドルの高さや前後位置、角度を調整することが多いので携帯用自転車工具を持っていると便利です。
携帯用自転車工具には六角レンチ以外にも、ドライバーやチェーン切りなどがセットになっているので走行中のトラブルにも対応できます。
ロードバイクのサドルの交換方法
1.ボルトを緩めてサドルを外す
シートレールを挟み込んでいる、やぐらのボルトを緩めます。ある程度まで緩めれば、やぐらの隙間からレールを抜くことができてサドルが外れます。
2.新しいサドルを固定する
やぐらに新しいサドルをはめたら、ボルトを締めて固定します。やぐらのボルトが複数あるときはそれぞれを均等に締めていきましょう。
3.前後位置と角度を調整する
サドルの前後位置を調整します。角度は水平が基本です。測定には水準器があると便利です。
ロードバイクのサドルの調整方法
サドルの高さを調整する
サドルの高さを変えるときはシートクランプのボルトを緩めてシートポストを上下させます。
高さを変える前に現在のサドル高を測定しておきます。
サドル上面とボトムブラケット中心までの距離を測っておき、その数値を基に上下させます。
ロードバイクのサドル高は最終的に数mm単位で調整するものなので、現在のサドル高を把握しておくことが非常に重要です。
サドルの前後位置と角度を調整する
サドルを固定しているやぐらのボルトを緩めると、前後位置と角度を調整できます。
サドル位置とハンドル位置の関係は、まずサドル位置を決めてからハンドル位置をステム交換などで調整します。サドル位置は膝の位置で決まるので、これを優先します。
ハンドル位置に合わせてサドルを前後させると、最悪膝を傷めるので要注意です。
サドルの角度は座面が水平になるのが基本です。サドルの形状によって前上がりや後ろ上がりにすることもあります。
調整するときは0.5度刻みで動かして、自分に合った角度を探してください。
ロードバイクのサドルは同じ形状であっても高さや前後位置、角度によって座り心地が変化します。
お尻が痛くなったときはまずサドルの高さや前後位置、角度を再調整してみて、それでも痛みが消えないようなら違う種類のサドルに交換してみましょう。