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ロードバイクのタイヤの適性空気圧は体重とTPIで変わる
ロードバイクで悩むのがタイヤの空気圧ではないでしょうか。
ネットなどを見ると6.0barが適正という人もいれば、8.0barにする人もいて、ますます悩んでしまいます。
ロードバイクのタイヤは空気圧によって転がり抵抗や乗り心地、グリップ感が大きく変化します。
この記事ではタイヤのTPIと体重で変わる適性空気圧について紹介していきます。
ロードバイクのタイヤの適性空気圧を決めるTPI
ロードバイクのタイヤはTPIによって剛性や柔軟性が決まります。
TPIとは「Thread Per Inch」の略で、タイヤのケーシング1インチあたりの繊維総数のことです。
タイヤのケーシングはゴムと繊維の塊であり、チューブを受け止めています。
タイヤのTPIはタイヤメーカーのサイトなどに記載されていますが、TPIによる特性の違いは以下のようになります。
TPIが高いタイヤ
繊維が細くて数が多い。柔軟性があってしなやか。剛性が低めなので空気圧を高める必要がある。
TPIが低いタイヤ
繊維が太くて数が少ない。柔軟性に劣る。剛性が高いので空気圧を高めなくてもタイヤが変形しにくい。
TPIが高いほど柔軟性があってしなやかなタイヤになります。またタイヤのトレッドが柔らかくて路面の細かい凸凹を吸収してくれます。
一般的に高級タイヤとよばれているものは、TPIが高くて乗り心地がよく、グリップ力に優れています。
TPIと体重で適性空気圧が変わる
タイヤの側面に推奨空気圧や上限空気圧が記載されていて、参考にしている方もいることでしょう。しかしタイヤの空気圧は一律ではなくて、体重+ロードバイクの重さとタイヤのTPIによって適性値が変化します。
TPIが低いタイヤはケーシングの剛性が高いので空気圧を低めに設定します。反対にTPIが高いタイヤは柔軟性があってしなやかなので、空気圧を高めてタイヤの変形を抑えます。
Vittoria(ヴィットリア)のサイトに体重+ロードバイクの重さとタイヤのTPIによって適性空気圧を割り出せる表が載っています。
出典:http://www.vittoriajapan.co.jp/
この表はVittoriaのタイヤを対象にしていますが、自分が使っているタイヤのTPIが分かれば体重に合った適性空気圧を判断することができます。
例えば320TPIのタイヤで体重+ロードバイクの重さが70kgであれば、フロントタイヤが7.6bar、リアタイヤが7.9barで適性値になります。
ロードバイクの走りはタイヤの空気圧で大きく変化する
タイヤの空気圧によってロードバイクの走りが変化します。特に転がり抵抗と乗り心地は相反する面があります。
ロードバイクのタイヤの空気圧は高すぎても低すぎてもダメです。
まずは体重+ロードバイクの重さとタイヤのTPIによる適性空気圧からスタートして、少しずつ上下させていきながら自分に合った空気圧を見つける方法がベストです。
ロードバイクのタイヤは高圧で使用するので専用の空気入れが必要です。最適な空気入れの選び方やおすすめ品はこちらの記事をご覧ください。
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