この記事の目次
固定ローラー台の初心者が知っておきたいルール
ロードバイクのトレーニングに最適な固定ローラー台ですが、ルールを知らないと怪我をしたりロードバイクを痛めてしまいます。
そこで今回は初めて固定ローラー台を使用する人に向けて、注意点やルールを紹介していきます。
固定ローラー台で漕ぎ始めるまでの準備
後輪のクイックレバーは鉄製を使う
固定ローラー台は後輪のクイックレバーを挟んでロードバイクを固定します。
そのためアルミ製のクイックレバーだと体重をかけたときに折れてしまう恐れがあるので、必ず鉄製のクイックレバーを使うようにしてください。
なお鉄製であってもレバーが外側に付いているタイプのものは固定することができません。固定ローラー台に適したクイックレバーを用意しましょう。
後輪をローラー台専用タイヤに交換する
普段のタイヤのままローラーを回すjことができますが、すぐに減ってしまってもったいないです。
ローラー台の上では専用タイヤに交換することをおすすめします。
ローラー台専用タイヤは、
- 音が静か
- 発熱しにくい
- 摩耗しにくい
このような特徴があります。
ただし屋外での使用を想定していないので、実走行は控えてください。
少し投資が必要ですが、ローラー台専用タイヤを装着したローラー台専用ホイールを用意しておいたほうがいいと思います。
ホイールとスプロケットは手持ちの物や安価な物で充分です。
ローラー台でトレーニングするときは後輪だけ付け替えましょう。
タイヤの指定空気圧を守る
固定ローラー台は自重でタイヤをローラーに押し付けるタイプと、レバーでタイヤをローラー部分に押し付けるタイプがあります。
どちらのタイプでも重要なのがタイヤの空気圧です。
低すぎる空気圧はスリップを招いたり異常発熱の原因になるので、指定空気圧を守るようにしましょう。
スピードメーターは後輪で測る
固定ローラー台の場合、スピードメーターは後輪で計測するタイプでないと使えません。
スピードが表示されなくてもトレーニングはできますが、あったほうが目安になりますね。
扇風機を用意する
ローラー台トレーニングは大量の汗をかきます。真冬にTシャツでも汗だくになるほどなので、扇風機がなければ熱中症になってしまいます。
真夏であればエアコンの併用も必要になるでしょう。
ロードバイクを水平にセットする
固定ローラー台の場合、後輪が地面から数cm浮きます。
このままだと前下がりになってしまうので、前輪の下にブロックなどを敷いて高さを合わせましょう。
専用品でなくても、電話帳とかでもOKです。
ヒルクライムの練習をするなら前輪を高くしてもいいでしょう。
固定ローラー台でトレーニングするときのポイント
汗からロードバイクを守る
扇風機のところでも書いたようにローラー台トレーニング中は大量の汗が滴り落ちます。
そのままだとロードバイクのステムやヘッドパーツがさびてしまったり、床が汚れてしまうのでタオルを掛けて保護しましょう。
床にマットを敷いてからローラー台とロードバイクをセットすれば汗が落ちても安心ですし、ローラー台の振動で床を傷めることも防止できます。
水分補給はこまめに
汗を大量にかく分、水分補給を忘れずに行ってください。
一度に大量摂取するのではなく、こまめに飲むことをおすすめします。
トレーニング中のブレーキは厳禁
ローラー台で回しているときにブレーキを掛けてはいけません。
勢いよく回っている後輪にブレーキを掛けると後輪とローラーがスリップしてしまい、最悪の場合ローラーが使い物にならなくなってしまいます。
ローラー台でトレーニングする前に後ろブレーキのクイックレバーを緩めておきましょう。
音楽や動画で気分を変える
実際の走行と違ってローラー台トレーニングは何時間走っても景色が変わりません。
トレーニングに集中していもやはり飽きてしまうものです。そうなったときの対策として音楽を聴いたり動画を見ると気分が紛れます。
ローラー台を回していると騒音がひどいので、音声はヘッドフォンで聴いたほうがいいですね。