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ロードバイクはたくさんの距離を走らないと強くなれない
ロードバイクで速く走るには脚力や持久力といった身体能力を高めなければなりません。
一番の練習方法は「距離を走る」ことですが、なかなか実現できていない人が多いのではないでしょうか。
そこで今回はアマチュア選手の月間走行距離の実情や、プロ選手のトレーニング距離について紹介していきます。
アマチュアロードバイク乗りの月間走行距離はどれくらいなのか
ちょっと古いですが「FUNRiDE」がサイクリストに実施した月間走行距離に関するアンケートを引用してみます。
月間走行距離ランキング
1位 201~500km
2位 0~200km
3位 501~800km
4位 801~1,000km
5位 1,001~1,500km
6位 1,501km以上
出典:http://funride.jp/
全体のおよそ70%の人が月間500km以下しか走れていないようです。
一般的なサラリーマンで週末に乗る程度だとなかなか距離が伸びないかもしれません。
ロードバイクのプロ選手はたくさん練習している
ロードバイクのプロ選手は練習も仕事の一環なので、当然ながらかなりの距離を走っています。時期や選手によって異なりますが、1ヶ月で2,000~5,000kmは走るようです。
他に仕事をしながらロードバイクのレースに参加しているアマチュア選手の場合はどうでしょうか。彼らは実力的にはプロ選手並みですが、仕事をしながらトレーニングを積んでいるので練習時間は限られているはずです。
それでも月間1,000km以上、中には3,000km以上走る選手が多くいるようです。
ロードバイクの練習量と実力は比例する
ロードバイクは持久系のスポーツなので、瞬発力があっても持久力がなければ遠くに速く行くことはできません。ところが持久力をアップするのは簡単ではなくて、時間を掛けてロードバイクの走行距離を稼がないと伸ばすことはできません。
特に今までスポーツをやっていなかった人がロードバイクに乗り始めても、すぐに息が上がってしまって距離を走るどころではないかもしれません。それでも継続的に練習を重ねていけば確実に実力がアップしていきます。
週末にしかロードバイクに乗れない人はなかなか走行距離を伸ばすことができません。月間で200km程度では持久力のアップを実感することは難しいでしょう。
かくいう私もロードバイクに乗り始めた当初は月間200km以下の走行距離でした。地元のサイクリストがよく練習しているヒルクライム(峠)でも、途中で息が上がってしまって登り切ることができずにくやしい思いをしたものです。
それでも平日は固定ローラー台を回して、休日もできるだけ走行距離を伸ばす努力をしていったところ、
月間500kmほどをコンスタントにこなすようになってから、目に見えて実力がアップしていることを実感しました(地元のヒルクライム練習場所も今では何往復もできるようになりました)。
今では月間1,000kmを目標に走っています。
ロードバイクは「持って生まれた能力」に左右されにくいスポーツです。もちろんプロ選手になるには天性の素質がないと無理ですが、アマチュアレベルであれば、ほとんどの人がある一定レベルまで達することができると思います。
ロードバイクに必要な持久力は、練習量に応じて強くなっていきます。なかなか実力がアップしない人は、少しずつでもいいのでロードバイクに乗る時間を増やしてみましょう。努力した分は確実に結果にあらわれますよ。
